私たちがめざすこと。
それは世界最先端の園芸テクノロジーと再生可能エネルギーを活用して、安心して食べられる美味しい野菜を、一年を通して安定的にお届けすること。
そして何より、生産者・販売者・消費者にとって持続可能な関係が実現できること。
日本四大干拓地の一つに数えられる、岡山県笠岡湾の広大な干拓地を舞台に、地元の皆さまと手を携えて、まっさらな大地から、まったく新しい農業をスタートしました。
株式会社サラ(SARA)とは、「Smart Agribusiness Research & Alliance」の頭文字をとったもの。たゆまぬ研究開発と戦略的な企業連携により未来とつながる農業です。
ただ規模の大きさだけでなく、先進の栽培技術をここからさらに進化させ、国内はもとより、アジアにおける未来の野菜カンパニーにまで育て上げていきたいと考えています。
世界でもトップクラスの先端テクノロジーと運営ノウハウをもつオランダの「ファン・ダー・フーベン(VAN DER HOEVEN)」社との技術提携により、約18.3haの敷地面積の中に、巨大な“半閉鎖型グリーンハウス”3棟を建設しました。その施設面積は、パプリカ棟3.4ha、トマト棟6.0ha、レタス棟2.5ha、梱包・出荷エリア1.0haからなり、国内最大規模となります。
またグリーンハウスに併設して、施設運営に必要なエネルギーを産出するための“バイオマス発電プラント”を設置しました。木質由来のバイオマス燃料を燃やして発電することにより、クリーンエネルギーでの運営を追求。ここで生み出された電力の一部は、グリーンハウスに供給されます。同時に、野菜栽培に必要な暖房、冷房、炭酸ガスもバイオマス発電プラントから供給。循環型のサスティナブルな施設運営を実現しています。
さらに発電プラントが生み出す電力は、“再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)”に基づき「中国電力」を通じて地域のエネルギーとして有効に活用されています。
つまりSARAは、“野菜”事業と“エネルギー”事業を同時に進行させるプロジェクトなのです。自然のものは、自然と人のチカラでつくる。農業の基本原則を守りながら、野菜のつくり方を革新的に変えていく、国内最先端・最大規模のスマート農業を事業化したプロジェクトです。
世界最先端のテクノロジーが導入されたグリーンハウスでは、安全で安心、おいしい野菜が栽培されています。特殊ガラスにより“晴れの国”岡山の太陽光を最大限採り入れ、施設はクリーンエネルギーで運営されています。
木質由来のバイオマス発電プラントでつくられる電力や温熱、冷熱、二酸化炭素が、野菜栽培に活用されています。
さらに生み出された電力は中国電力を通じて、地域のエネルギーとしても活用されています。
SARAのプロジェクトは、オランダの「ファン・ダー・フーベン(VAN DER HOEVEN)」社をはじめ、バイオマス発電に関して国内で最先端の技術とノウハウをもつ「株式会社タクマ」など、国内外を問わず、その分野におけるトップレベルの企業とパートナーシップを結び、新時代の農業革新を進めていきます。
それに加えて、グリーンハウス運営の中核を担う栽培技術者の育成のため、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等の最先端園芸企業との「グローバル・カンファレンス」に参加しています。
野菜はもとより、食糧問題は世界的な問題です。SARAの事業は常に世界を視野に入れ、日々の野菜栽培と、未来に向けての技術革新に邁進していきます。
トマト、パプリカ、リーフレタスなど、毎日の食生活の中で“サラダ”として
使われる、カラフルな野菜を栽培しています。
野菜の流通と販売
年間の出荷量は、プラムトマト1,600㌧、パプリカ800㌧、リーフレタス1,300㌧程度を見込んでいます。
新鮮で美味しい野菜を、時にはそのままご家庭に、時にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアでカット野菜となって、
また、レストランなどのメニュー食材となってお届けしています。
販売エリアは、関東~九州を中心に出荷しています。
青果物の物流ネットワークを構築し、コールドチェーン(冷蔵輸送)により新鮮な野菜をお届けしています。
商号 | 株式会社サラ |
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取締役 |
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本社 | 〒714-0054 岡山県笠岡市平成町95-1 |
設立 | 2016年3月28日 |
自己資本 | 10億5,460万円 |
従業員数 | 180名(2022年1月1日現在) |
事業内容 | 施設野菜の生産・販売事業 / 木質バイオマス発電事業 |
組織図 | 組織図 |
所在地 |
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SARAが岡山県笠岡市に施設を構えたのには確かな理由があります。それは、“ 4つの地の利 ”があったからです。
SARAの施設運営には、広大かつ平坦な土地が必要です。
SARAは日本四大干拓地(八郎潟、中海、笠岡湾、有明海)の一つ、笠岡湾干拓地にあります。
この干拓地は1990年に完了した国の干拓事業地として開発された土地で、
そもそも干拓地農業の振興が、笠岡市における長い間の課題とされていたのです。
そこでSARAにとっても、笠岡市にとってもお互いに有益な事業となることが認められ、
笠岡湾干拓地での開発が決定したのです。
いくら最先端のテクノロジーがあっても、グリーンハウスでの野菜栽培には
太陽の光は必要不可欠です。その点、岡山県は“晴れの国”と呼ばれるほど、
年間を通じて豊富な日射量がある地域です。中でも瀬戸内海に面する最西部の
笠岡市は、“瀬戸内気候”を象徴するような、雨が少なく温暖な地域。
年間降水量約1,100mm、年間日照時間約2,100時間という、
野菜栽培にとって理想的な自然環境が備わっているのです。
野菜栽培には、水も欠かすことはできません。
笠岡市には、高梁川からの豊富な農業用水が完備されているだけでなく、
バイオマス発電施設の運営に必要不可欠な工業用水や排水処理など、
水に関わるインフラも完璧に整っていたのです。
太陽と水に恵まれていること。それはいつの時代においても、上質な野菜の栽培には欠かせない要素です。
大規模なグリーンハウスから毎日出荷される大量の野菜。SARAの事業運営には、物流アクセスの良さも欠かせません。
陸路では、SARAの近くを国道2号線バイパスが通り、また中国地方を横断する高速道路、山陽自動車道の笠岡インターチェンジも至近距離にあり、さらには新笠岡港からは海路の物流も可能です。
野菜は鮮度が命です。その意味で物流アクセスの良さにも恵まれた笠岡市は、野菜をより新鮮な状態で大量に輸送できる環境も整っているのです。
私たちSARAのプロジェクトは、こうした笠岡市の立地があってこそ、成り立つもの。SARAは常に、笠岡市とともにありたいと思います。
私たちSARAのビジョンやプロジェクトに共感してくれる人、
ぜひ私たちと一緒に知恵を絞り、汗を流しませんか。
新しい農業に興味がある人、野菜が好きでたまらない人、そして世界を相手に仕事をしたい人。
そんな人をSARAはプロジェクトの基幹メンバーとして募集します。
現在募集中の職種一覧です。
職種をクリックして各募集職種の採用エントリーフォームからご応募ください。